憧れの田舎に移住しても失敗する人が多いのはなぜか?

田舎暮らしに憧れて移住する人は増えていると聞きますが、実際に田舎に移住してみると思い描いていた生活と違い、移住前に生活に戻ってしまう人もいるようです。

 

実際に『移住 失敗』で検索してみると失敗談がたくさん出てきますが、それらを読むと田舎に移住したからこそわかることが書かれていて、田舎暮らしに憧れている僕にとっては非常に勉強になります。

移住失敗談から学ぶ田舎暮らしの闇

しかし、なぜ長年の夢だった田舎暮らしをするための移住をしたのに失敗だと感じてしまう人が多いのでしょうか?

 

さまざまな移住失敗談を読み、その理由を深掘りしてみると大きく分けて『仕事』『人間関係』の2つ要約されることが判明しました。

 

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仕事が無い

まずは仕事です。

 

移住先での仕事を決めないまま、田舎に行けば物価も安いという話だし、多少の貯金もあるからどうにかなるだろうなどという僕から言わせれば、中学生か!とツッコミを入れたくなるほどの浅はかな考えで移住している人がいました。

 

以前、沖縄移住がブームになったことがありますが、その時もブームに乗っかって沖縄に移住したのはいいけど、どうにかなるだろうと思っていた仕事がまったくなく、最終的にお金が無くなって生活できずに仕事のある場所に再移住したという人の話も聞いたことがあります。

 

僕が田舎暮らしに最初に憧れを持ったのは中学生くらいの時で、それから数十年後の今になってようやく真剣に移住することを考え始めたわけですが、ここまで移住できずにいたのは田舎には自分ができる仕事は簡単に見つからないということが想像できたからです。

 

田舎暮らしを満喫するためには、最低限の生活を続けて行くだけの安定した収入がなければ怖くて移住なんかできません。

人間関係がストレス

次に人間関係です。

 

田舎暮らしを考えている人の多くは『田舎の人は優しいからすぐ仲良くなれるだろう』などと思っているふしがありますが、田舎ほどよそ者意識が強いと思います。

 

都会では、隣に住んでいる人さえ知らないということは当たり前にあるようですが、僕が住んでいるところは中途半端な田舎なので、周囲の人を見てみると隣の人が何をしているか気になって仕方ないようで、噂話は日常茶飯事です。

 

例えば、仕事に出掛ける時間が普段と違うと『今日は出掛けるのが遅かったけどどうした?』とか聞かれますし、洗濯物を干して外出していて雨がパラついてくると洗濯物を取り込んでビニール袋に入れて窓際に置いておくなど、人によっては『小さな親切、大きなお世話』と感じることも多々あります。

 

人間関係が希薄な都会暮らしに慣れてしまっている人が田舎に移住するとこういった人間関係がイヤになるということも多々あるようです。

 

また、田舎にはその田舎ならではの行事が定期的にあり、それに参加しないと出不足金を取られたりします。

 

そして現代においてはちょっと信じがたいですが、ひどい場合は村八分にされてしまうということもあるようです。

 

実際に2006~16年までの11年間で、日本全国でなんと316件もの村八分が発覚してるんです。出典

 

村八分にされると、当然ながら強烈なストレスが降りかかり、精神的に参ってしまいます。

村八分(むらはちぶ)とは、村落(村社会)の中で、掟や秩序を破った者に対して課される制裁行為であり、一定の地域に居住する住民が結束して交際を絶つこと(共同絶交)である。転じて、地域社会から特定の住民を排斥したり、集団の中で特定のメンバーを排斥(いじめ)したりする行為を指して用いられる。(ウィキペディアより)

もし村八分にされてしまったら

田舎での人間関係で一番怖いのが村八分にされてしまうことでしょう。

 

その地域の人たち全員が結束して無視、悪口、脅迫などのいじめ行為をしてきたら、どうしようもありませんし、もうそこには住めませんよね。

 

実際に村八分に遭ってしまった方の多くはひっそりと再移住して、泣き寝入りしてしまう場合が多いようです。

 

でも、一世一代の決意をして、一生懸命働いて貯めたお金をかけて移住したわけですから、そう簡単に再移住もできませんし、なによりあまりにも理不尽で悔しい…

 

そこでもし移住先で村八分にされてしまった場合の対処法をご紹介しておきます。

 

まず村八分というのは、現代社会においてはれっきとした犯罪です。

 

実際に裁判での判例も出ています。

平成においても何度か村八分の裁判が行われており、慰謝料の支払いが認められている事案もある。津地裁1999年2月25日判決では、地域住民が原告に対して慰謝料30万円を支払うことを命じられた。大阪高裁2013年8月29日判決でも、原告1人あたり44万円の慰謝料が認められている。いずれも、人格権を違法に侵害したという理由での支払い命令だ。出典

つまり『村八分に遭う=人権侵害の犯罪に遭う』ということですので、法務省の人権相談や47都道府県にある弁護士会などの無料相談を利用しましょう。

 

その他の移住失敗の理由

さまざまな移住失敗談を読むと仕事と人間関係が最も大きな要因であることがわかりましたが、その他にも細かい理由があることがわかりましたのでまとめました。

  • 虫がたくさんいる
  • ヘビやネズミが出る
  • 娯楽が無い
  • 不便すぎる
  • 意外と生活費がかかる

などなど…

 

ここに挙げた理由は、田舎なら当然だろうということばかりで、事前にしっかりとリサーチをしておけば回避できそうなことばかりです。

 

つまり、移住に失敗したという方の中には、自分の我慢不足、リサーチ不足ということもたぶんにあるような気がしてなりません。

 

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移住前の徹底的な下調べが大切

そもそも田舎ならではの出来事にいちいち反応している人たちは、勉強不足、詰めが甘いというだけでなく、大前提として田舎暮らしに向いてないと思います。

 

憧れだけで十分な準備をしないまま、どうにかなるだろうという楽天的な考えで移住している人はだいたい失敗したと感じている気がします。

 

簡単に田舎に移住したいとか言いますが、仕事や住居など環境が変わるだけでなく、周囲との人間関係もまったくのゼロからのスタートになるわけですから、移住先の地域性などは研究しすぎるほど研究していってしかるべきでしょう。

 

移住に限らず、なんでもそうだと思いますが、自分の思い通りに行くことなんてないのが世の常で、特に仕事と人間関係は移住前にしっかり下調べをして、きちんとした計画と準備しておくべきだと思っていますし、それで納得できなければ移住をあきらめるという選択肢も持っておくべきだと考えています。

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