田舎暮らしに人気の県はどこ?リサーチして見えてきたこと
田舎に移住したいと思っている人に人気があるのは47都道府県の中ではどこだろう?ということが気になったので調べてみました。
人気の移住先の調査方法はNPO法人ふるさと回帰支援センターが移住相談に来られた人を対象に毎年行っているアンケートと宝島社が発行している田舎暮らしの本で毎年発表される『住みたい田舎ランキング』があります。
今回はふるさと回帰支援センターのアンケート結果からわかる移住希望地ランキングを調べました。
その結果、2014年~2018年の5年間で1位2位を争っている上位県は長野県と山梨県、3位前後には静岡県ということが判明しました。
2018年には北海道が3位になり、山梨県が4位になりましたが、上位をキープしていることには変わりません。
では、長野県、山梨県、静岡県がなぜ人気なのでしょうか?その理由を調べてみました。
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移住先としての長野県の魅力
長野県は広大な山々の大自然に囲まれていて、田舎の雰囲気が存分に味わえますし、軽井沢や安曇野、上高地といった全国的にも有名な避暑地などもありますから、夏は涼しくて過ごしやすいですし、冬は雪が降りますからスキー場もたくさんあり、ウインタースポーツも盛んです。
さらに野沢温泉、白骨温泉、湯田中温泉、渋温泉など温泉もたくさんあり、観光地としても有名です。
また、県自体の面積が広いので自分に合った土地が見つけやすいということや、先輩移住者も多いようなので、知らない土地でるよそ者扱いされる不安も少ないこと、移住支援が充実していて自治体のサポートが手厚いことも人気の理由です。
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移住先としての山梨県の魅力
山梨県は富士山や八ヶ岳、南アルプスなど日本を代表する山々に囲まれているため、田舎の雰囲気満載ですし、河口湖や山中湖、富士急ハイランドなど全国的に有名な観光スポットもたくさんあります。
また桃やぶどうなど美味しい果物の生産地としても日本有数ですし、環境が良いからなのか、健康寿命が日本一になっていることも見逃せません。
さらに移住支援も充実していることなども移住先としての人気の要因でしょう。
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移住先としての静岡県の魅力
静岡県は富士山と太平洋に囲まれていることから、山も海も楽しめて都会と田舎が混在している便利な地域で、熱海温泉や伊豆高原、浜名湖、下田海岸など日本有数の観光地としても有名です。
またお茶の産地としても有名で、年間通して温暖な気候のため過ごしやすく、海岸沿いでは台風の直撃はありますが、冬でも雪が積もることは滅多にありません。
そして移住支援も充実していますし、住居費にかかる費用が安く済むことも人気の理由です。
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移住先として人気の県を調べても無意味
田舎暮らしをするための移住先として人気の県を調べてみてわかったことは、どの県も適度な田舎暮らしが味わえる地方だということですが、個人的には無意味でした。
例えば近年1位になっている長野県は都会暮らしをしていた人にしてみれば、圧倒的な自然に囲まれていながら不便なく暮らせることは魅力的なのでしょうけど、僕はまったく魅力を感じません。
なぜなら僕が住んでいるのは長野県の隣にある群馬県なので、自然も温泉もスキー場もたくさんあるからなんです。
夏になると暑いところとして名前が上がる群馬ですが、群馬県内なら嬬恋や北軽井沢あたりなら、長野との県境でもありますし、夏でも涼しい地域で別荘地としても有名です。
移住先としていくら人気があるとはいえ、僕の移住先としては長野県ではあまり意味がないようですね。
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そして移住先上位3県の地理的な関係をよく見てみるとすべてが隣接していることがわかります。
これは東京からの距離も同じくらいでそれほどの違いがないという意味で考えてみると完全に東京からのアクセスを重要視しているのではないかと想像できます。
つまり移住先上位3県の共通点は『田舎暮らしが存分に堪能できるにも関わらず、東京都心からのアクセスも良い場所』ということになります。
こういったランキングのターゲットは東京で暮らしていた方で、その移住先として人気だということがわかります。
もちろん、アンケートに回答している方たちが東京のふるさと回帰支援センターに相談に来た方たちですから、当然の結果なのでしょう。
つまり、このランキングは東京で暮らしていた方が地方へ移住する際の人気ランキングなので、田舎からド田舎に移住しようと考えている僕にはまったく参考にならないのです。
ちなみに僕は海無し県に住んでいて寒いのが苦手なので、この3県の中で移住先として選ばなければいけないとすれば海があって温暖な気候の静岡県一択ですね。